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KMFスリム・スプリット・ベアリング(分離型薄肉軸受)の特長 その1 独自の形状と製造方法

スリム・スプリット・ベアリング独自の形状と製造方法
スリム・スプリット・ベアリング独自の形状と製造方法

 

従来のベアリング(軸受)との形状や製造方法の違い

 

 

KMFスリム・スプリット・ベアリングは名前の通りスプリット(分離)された(薄肉)ベアリングです。内輪、外輪、そしてボールをはめ込んであるケージまでスプリット(分離)されています。つまり従来のベアリングとは異なり「内径、外形が固定され、円形になっていない」という特徴があります。

 

 

切断面はクラウニング加工を施しており、転動体の乗り換え時に出来るだけ騒音を発生しないように配慮されています。なお、この種類の薄肉ベアリングは一般的に断面に対して直径比率が大きく、転動体数量がかなり多くなっています。(直径と断面サイズによりますが数百個の転動体が入る)そのため、荷重時に負荷領域下の転動体数量が非常に多く定格荷重の低下に影響を及ぼさないよう配慮された設計となっています。

 

KMFボールベアリング写真2 

 

KMFスリム・スプリット・ベアリングは製造方法にも特徴があり、「機械的な切削加工は一切していない構造」という独自技術にあります。内輪、外輪ともにその輪郭が成型され、硬化、円弧成形されます。そのため非常に大きなサイズの薄肉型ベアリングの提供が実現できます。例えば断面形状が縦横3.175mmのごく薄い形状のPBXSシリーズにおいて最大内径が762mmのものがカタログにラインナップされています。

 

カタログ掲載外の特注品ですが内径1,016mmのものまで製造が可能です。このように非常に特殊かつ現状には存在しないような大きな製品であるにもかかわらず、この独自の製造技術により非常にリーズナブルな価格での提供が可能となります。

 

スリム・スプリット・ベアリングの特長

 

スリム・スプリット・ベアリング(薄肉分離型軸受)製品ラインナップ

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KMF ベアリング 製品ラインナップ

 

カタログ・詳細情報

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