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標準ベアリング(軸受)との定格荷重の違い
KMFスリム・スプリット・ベアリング(分離型薄肉軸受)はその製品のアッセンブリ方法に独自の技術が存在します。この特徴あるアッセンブリ技術によって転動体であるボールの大きさが最大になり、またその数量が最大になります。それにより通常のベアリングと比較した場合定格荷重に大きな差が生じます。その従来の製品と異なるKMF社独自のアッセンブリ技術を下記の通りご紹介いたします。
従来のベアリングの組立方法(コンラッド充填法)
①先ず外輪の内側に内輪を入れて片側に寄せます。内外輪の間に出来たスペースに転動体(ボール)を入れていきます。すなわち転動体(ボール)の大きさと数量がこの隙間によって決定されます。 | |
②次に内輪を中心に戻し、転動体の位置も均等にならします。転動体同士がぶつかったり偏ったりしないようにスナップオーバー式の保持器を組み込みます。 | |
③上述の内容より、転動体の大きさや数量は形状(組み立て方)によって制限されてしまいます。 |
KMFスリム・スプリット・ベアリングの組立方法
①上記の方式に対してKMFスリム・スプリット・ベアリングの組み立て方式は内輪も外輪もケージ(保持器)もスプリット(分かれている)されているため、その内外輪に組み込める最大の大きさの転動体(ボール)を使用し、かつ最大数量まで組み込めます。 | |
②まずケージ(保持器)にボールをはめ込みます。 | |
③そのボール付きケージを内輪にはめ込み、その後外輪を少し広げてケージの上にはめ込みます。 | |
④この独自のアッセンブリ技術によりKMFスリム・スプリット・ベアリングの特性により従来品(同サイズ)と比較して静定格、動定格荷重が非常に大きくすることが可能になります。 |
スリム・スプリット・ベアリングの特長
スリム・スプリット・ベアリング(薄肉分離型軸受)製品ラインナップ
KMF ベアリング 製品ラインナップ
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